着いたとたん、開放感が押し寄せてくる・・・小琉球のとっても素敵な民宿です
こんにちは、台北ナビです。
小琉球は小さな珊瑚島ですが、ここには島内だけでなく、その周辺の海域も大自然の宝庫です。普通に歩いて2時間強で島内を一周できるというから、そのコンパクトさにはうれしくなります。が、その小琉球にはどうやって行くの?というのがまずの問題です。
今回ナビは台鉄「高雄」駅に到着後、駅の前の道をまっすぐ歩き、「中南客運」バスの乗り場で東港行きのチケットを買いました。東港へは40~50分。セブンイレブンのところで降ります。高雄へ戻るときはこの向かいが乗り場になります。
さて、ここからがどうするの?です。小琉球行きの船が出ているところまで、徒歩で約20分。スーツケースとかを持っていたらちょっと大変ですね。その場合は短い距離ですがタクシーに乗った方がいいでしょう。
港に着いて乗った船は、泰富輪船。実はナビが今日泊まる「輪廓」民宿が経営する民営の船でもあるのです。なぜこちらの民宿が?その秘密はこの後で・・。小琉球行きの船は公営のもありますが、時間の正確さやサービスにかけては、民営の方がいいのです。そして、船は新しく、とっても清潔で、心地よかったです。約20分で小琉球に到着~!
久々に着いた小琉球。港には多くの民宿業者が迎えに来ていました。旅気分が高まりますね!さて、ナビは、「輪廓」民宿へ行くのですが、荷物は多くなかったので、バイクの後ろに載せてもらいそちらへ向かいました!小琉球は小さいながら、実は道路のアップダウンは結構激しいのです。そこで、一番便利な交通機関がバイク、というわけ。が、日本人観光客は事前の免許申請も必要だったりするので、そんな時、観光には島内一周の観光バスもご利用ください。
さあ、民宿へ!
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入口テラス
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エントランス付近
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ロビー一部
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左がお兄さんの陳南仲さん、右が弟さんの陳南廷さん
小道を入っていくと、バリ風リゾート民宿「輪廓」が出現!
こちらの民宿オーナーは、陳南仲さんと陳南廷さんのご兄弟です。実は東港の港でお会いしていたのですが、あれ?台湾人じゃないみたいという雰囲気でした。
あらためてお2人にお話を聞いてわかりました。小琉球は漁師たちの島。そして、漁師さんたちは近海だけでなく、東南アジアやインド、南アフリカまでどんどん漁業範囲を広げていきました。陳さんたちのお父様もそうで、小琉球の4、50代以上の漁業に携わる人たちの多くが、自分たちの子供の世代にはこのような辛い仕事はさせたくない、そのためには教育を受けなければ、しかし島にいては教育内容にも限界があり、いずれにしても中高校では島を出なくちゃいけないなら、幼い時に海外へ留学をさせよう、と。小さな島の住民ながら、若い頃から海に出て海外を相手に戦ってきた世代の人たちは、台湾本土も飛び越えて、いきなり海外へ幼い子女たちを留学させたのです。というわけで、陳兄弟は弟が8歳の時にオーストラリアの寄宿舎付きの小学校へ入学しました。海外で育ってきた兄弟はそのまま大学を卒業し、その後海外で仕事を始め、数年してからここ小琉球へ戻ってきました。ナビは話を聞きながら、すごい、すごいと言っていたのですが、何も陳兄弟だけが特別なわけではなく、この島に生まれた子供たちには同じような経験を積んできた人たちが何人もいて、そして、ここ数年になって島の民宿経営に乗り出すために生まれ故郷に戻り、現在の小琉球観光を先導しているのです。
お兄さんの陳南仲さんは、以下のバーも経営しています。
部屋を見ていきましょう!
となると、小琉球の民宿って…?っと期待も高まりますよね
はい、とてもレベルが高い、と言えます。陳兄弟は長年バリ島で仕事をしてきたこともあり、民宿全体の雰囲気や各部屋は、バリ島からの家具で彩られ、とっても明るく快適。
そして、このバリの別荘という表現も似つかわしい建物内には、2人部屋が6室、4人部屋が8室、そして、6人部屋が2室あります。